2015年4月23日木曜日

就寝前にやっておくこと

子供には「トイレに行ってから寝なさい!」がおきまりですが、実は血圧が高い大人も同じです。排尿後にブルッと震えがくることがあります。これは、排尿による熱の放出を防ぐために起こる反射です。血管を収縮させる役割を果たすので血圧を押し上げることになります。
ただでさえトイレは危険の多い場所なのに、夜中の場合には温まった布団から出て行かなければなりません。この温度変化だけでも血圧は上がってしまいます。
特に冬は温度差が大きく、危険も増大します。トイレに行く時には上着をはおり、靴下やスリッパを履いて体を冷やさないようにしましょう。トイレ内を温め、便座にもヒーターをつけるなど、冷えないための工夫をしてください。トイレに行かずに我慢していると膀胱に尿がたまって血圧が高くなってしまいます。夜中に尿意を覚えないために、寝る前にトイレに行く習慣をつけてください。体を冷やさないように、温かな部屋で保温性の高い布団を使って寝ることも大切です。ただし、老人は感覚器官が鈍くなるため、脱水症状に気がつかない事が多く、家族に気をつかい、トイレに行かないようにと水を飲むことを控えますが、これはよくありません。かつて老人が枕元にシビンを置いていたのはそれなりに深い意味のあることです。

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